就活生のみなさん、就職活動は順調でしょうか?
就職活動において、作文試験がある企業があります。頻繁に出題されるわけでもなく、明確な評価基準も公表されていないので、どのように書けばよいか分からない就活生も多いのではないでしょうか。
本記事では、就職活動における作文試験についてまとめます。作文試験に苦手意識のある就活生の方は、ぜひ読んでみてください。

- ・就活における作文試験とは?
- ・企業が作文試験を出題する狙い
- ├就活生の考え方を知りたい
- └就活生の文章力を知りたい
- ・作文試験を重視する業界は?
- ・書き方のポイント
- ├結論はひとつに絞る
- ├双括型で書く
- └文体を統一する
- ・見直しのチェックポイント
- ├全体の長さは適当か
- ├題名と内容が一致しているか
- └誤字脱字はないか
- ・作文提出についての疑問を解消
- ├シャーペンで書いてもいいの?
- └「書式自由」の場合は?
- ・よく出るテーマ
- ├自分の将来について
- ├過去の経験について
- └興味・関心について
- ・作文例
- ・最後に
就活における作文試験とは?
一般的には試験時間・テーマ・文字数が決められており、就活生はそれらに従って文章を書きます。
作文を提出して試験終了の場合もあれば、続く面接で自分が書いた作文の内容について深掘りされる場合もあります。いずれにしても、自分の考えを上手に、分かりやすく文章にまとめる力が求められます。
企業が作文試験を出題する狙い
企業はなぜ作文試験を出題するのでしょうか。以下のような理由があります。
就活生の考え方を知りたい
企業側は作文を読むことで、テーマについての就活生の考え方を知ることができます。例えば、テーマが「最近のITニュースで関心を持った内容と感想」であれば、就活生がITに対してどんな興味を持っているか知ることができます。また、物事に対しての意見からは、就活生の考えを知ることができるのです。
会社の仕事ではただ指示に従うだけではなく、自分の意見を持ちつつ仕事をこなしていける人材が求められます。時には意見することも求められるので、企業側は就活生の物事に対する考え方を知っておきたいのです。
就活生の文章力を知りたい
会社の仕事において、文章を書く機会は非常に多いです。メール、日報、会議資料作成など日々の仕事のほとんどは文章を書くことになります。従って、文章力のある人材は評価されやすいです。
ちなみに文章力とは、正しい日本語の使い方(文法の正確さ・誤字脱字の少なさ)だけではなく、「分かりやすく書ける能力」も含みます。
ESでも文章力を見ることはできますが、ESは時間をかけて書くことができるので設定を練ったり、表現をキレイに整えることができたりしてしまいます。作文試験は時間が限られているので、就活生はESのように時間をかけて書くことができません。作文により、就活生の実際の文章力を推し量ることができるのです。
作文試験を重視する業界は?
おおむねどの業界の仕事においても文章力は必要です。しかし、特に文章を書くこと自体が仕事に直結する業界では、作文試験が重視されます。
例えば新聞業界、出版業界、広告業界、マスコミ業界は文章がそのままコンテンツとして売り出されるので、社員に文章力が求められます。これらの業界を志望する就活生の方は作文試験対策を欠かさないようにしましょう。
書き方のポイント
作文を書く時には、以下のポイントを意識して書くようにします。
結論はひとつに絞る
作文では必ず結論(自身の主張)が必要となります。注意したいのは、結論をひとつにするということです。結論や主張が複数あると、採用担当者は「この就活生は結局何が言いたいんだろう?」と感じてしまい、考え方がまとまっていないと判断される可能性があります。
双括型で書く
「初めに結論を書き、続けて理由を書き、最後に再び結論を述べる」双括型で書くのがよいでしょう。結論がぶれにくくなって書きやすいですし、採用担当者も読みやすいです。まず書き出しで、主張や結論を書くことを意識してみてください。
文体を統一する
「ですます調」か「だである調」、どちらかに統一するようにします。どちらでも書きやすい方で構いませんが、違う文体を混在させないよう注意が必要です。はっきりと意思を主張するなら、「だである調」。丁寧な印象を与えたいなら、「ですます調」で書くのがいいでしょう。
見直しのチェックポイント
作文が書けたら、次のポイントを意識しながら必ず見直しをしましょう。
全体の長さは適当か
制限文字数は守るようにしましょう。限られた文字数で文章(意見)をまとめる能力を見られているので、文字数をオーバーするとマイナス評価に繋がってしまいます。
極端に短くなってしまうこともないようにしましょう。少ない文章だと熱意が感じられず、マイナス評価に繋がってしまいます。制限文字数の90%は埋めるようにします。
題名と内容が一致しているか
題名(タイトル)は、内容と一致させるようにします。全体を書き終わった後に、タイトルと本文の内容にズレがないかを確認するようにしましょう。タイトルは、作文での重要なポイントとなります。読み手の興味を引くような、独自の表現を意識してみてください。
誤字脱字はないか
当然ですが、誤字脱字には注意しましょう。文章がわかりにくくなってしまうだけではなく、採用担当者から集中力が不足している就活生だと判断されてしまいます。必ず最後に一回は誤字脱字の確認をしましょう。
作文提出についての疑問を解消
シャーペンで書いてもいいの?
試験や提出用の作文は、シャーペンでなくボールペンや万年筆で書くようにします。書き損じが不安な場合は、シャーペンや鉛筆で下書きをしてから、ペンで清書をします。字に自信がないという人でも、丁寧に書くことを心がければ大丈夫です。
「書式自由」の場合は?
自宅で書いた作文を提出するというケースもありますね。「書式自由」となっている場合は、原稿用紙を使った縦書きでも、ワードを使って横書きでもどちらでもかまいません。不安な場合は、担当者に問い合わせてみてもいいでしょう。
よく出るテーマ
業界にもよりますが、作文試験でよく出るテーマはいくつかあります。頻出するテーマは大きく分類すると、「将来について」「過去の経験について」「興味関心のあること」の3つに分けられます。
自分の将来について
「10年後の自分」や「将来の夢」など、自分の将来に関するテーマがよく採用されています。さらに具体的になると、「やってみたい仕事」「入社後のキャリアパス」「どんな社会人になりたいか」などとなります。社会人としての意識や目標を問われているので、将来の目標やビジョンを明確にしておきましょう。
過去の経験について
「学生時代に力を注いだこと」「その体験から学んだこと」など、これまでの経験や成功体験に関するものも、よくテーマとして扱われています。学生時代のことを振り返り、学んだことや感じたことを棚卸ししておきましょう。
興味・関心について
「最近気になったニュース」について、自身の意見を述べるというパターンも多いです。
「最近読んだ本」や「感動した映画」、などがテーマとなることもあります。普段から自分なりの意見や感想を考えたり、人に伝えるようにしていると、考えをまとめるいい訓練になります。
作文例
ここでは例文として、「最近興味を持ったニュース」をテーマとした作文例をあげます。構成や文章の書き方などを参考にしてみてください。
私が最近興味を持ったニュースは、日経新聞が報じた『IT人材不足・19年危機』というニュースです。
私はこのニュースを受けて、日本のIT教育をもっと活発にすべきではないか、と考えるようになりました。
日本のIT教育は先進国の中では遅れており、それがIT人材の不足に直結していると考えるからです。解決するためには、小中学校の時点から簡単なプログラミングに触れさせ、ITに興味を持たせることが重要だと考えています。
また、日本の大学の情報系講義のカリキュラムも改善の余地があります。未だにメインフレームの時代の知識やC言語プログラミングのような、IT黎明期の講義が多いです。最新技術であるAIやブロックチェーンなどの実用的な講義を増やすべきです。
いまや仕事をしていく上でITは欠かせないものとなっています。「IT人材の不足」という問題を解決するためにも、日本はIT人材の育成に力をいれるべきだと感じます。
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最後に
就活の作文試験についてまとめました。作文試験を突破するためには、「採用担当者が何を求めているのか」を意識することです。もし事前に作文のテーマが分かっているのであれば、あらかじめ下書きをしておくのも有効です。先生や友人に添削してもらい、本番で100%の力を発揮できるようにしましょう。
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