就職活動やインターンシップなどの面接では、自分が今までやってきたことについて様々な角度から質問されます。就職活動を前に大学時代を振り返ってみると、「これをやっておけば良かった」と思うことが必ず出てくるでしょう。
「大学時代はモラトリアム期間だから思いっきり遊んでおくべき」というようなことが言われます。それは「ただ遊んだりボーッと過ごしていればいいのだ」という意味ではありません。「好きなこと・面白いことを時間がある大学生のうちにやっておいた方がいい」ということです。それが、社会人になってから様々な場面で生きてくるからです。
就職をして社会人になると、大学生ほど自由な時間を持つことは難しくなります。今回は、学生のうちだからこそできる、「大学時代にやっておくべき6つのこと」をご紹介します。
- ・モラトリアム期間って?
- ├モラトリアムの意味
- ├モラトリアム期間
- ├モラトリアム症候群とは
- └モラトリアム期間をうまく切り抜けるために
- ・①学問に没頭する
- ・②広く深く読書をする
- ・③1人で旅に出る
- ・④アルバイトでお金を稼ぐ経験をする
- ・⑤一生付き合える友達をつくる
- ・⑥インターンシップに参加する
- ・まとめ
モラトリアム期間って?
モラトリアムの意味
「モラトリアム症候群」や「モラトリアム人間」「モラトリアム期間」という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。元になっている英語の「moratorium」は「支払猶予」「猶予期間」という意味で、支払いや法の執行などに設けられる猶予期間を指す言葉です。
心理学者のE・H・エリクソン(Erik Homburger Erikson)が、12歳~22歳の青年期特有の性質を表すために「心理社会的モラトリアム」という言葉を使ったことで、発達心理学用語として定着しました。
モラトリアム期間
モラトリアムという言葉には様々な定義がありますが、学生などが社会に出て一人前の人間になることを猶予されている状態を指すことが多いです。
「大人になるための準備期間」「社会的にも認められた猶予期間」という意味もあり、「大人になるために、アイデンティティを確立するための期間」とも言えるでしょう。
モラトリアム症候群とは
なかなか自身のアイデンティティを確立することができず、モラトリアムな状態を継続してしまうことを「モラトリアム症候群」といいます。
「やりたいことがわからない」「自分の価値観が定まらない」と悩み続けたままモラトリアム期間を脱却できないと、精神的に辛い状態になり鬱に近い症状がでる人もいます。
モラトリアム期間をうまく切り抜けるために
社会に出て働く前の準備期間である大学時代。「こう過ごさなければならない」ということは決まっておらず、自分の好きなように過ごすことができます。しかし、自由だからこそ、「何をすればいいかわからない」と感じている大学生も多いのではないでしょうか?
大学時代は、自分の価値観やアイデンティティを確立する大事な時期です。そのための時間や機会もたっぷりあります。大学時代の時間を無駄にしないためには、どんなことをすればいいのでしょう?
それでは、社会人になってから後悔しないために、「大学時代にやっておくべきこと」をご紹介していきます。
①学問に没頭する
「あの時勉強しておけば良かった」「なぜ自分は遊んでばかりいたのだろう」社会人になると、意外とこう思うことは多いものです。
大学時代に勉強することは社会に出ても役に立たないと感じるものばかりです。しかしそれは、学問は即効性がないものだから。今役に立たないように思えるものも、教養として身につけておくかおかないかで、社会人になると大きな差が生まれてきます。
そして意外と侮れないのが、レポートや論述式の試験で鍛えられる「論理的に述べる力」です。この力は就職活動でも重宝します。これは、適当にインターネット上の情報をコピペしたり、友達のノートを写してその場を乗り切ったりしていては身に付きません。地道に学問と向き合うことで身についていくものです。
すぐに役に立たないものを4年間も真剣に勉強するなんていう機会は、大学生活を逃すともう一生ありません。ぜひ今だからできる学問に没頭してみましょう。
②広く深く読書をする
読書はとても時間がかかる行為です。読書がもともとの趣味という人なら社会人になっても読み続けられますが、仕事をしていると「仕事に関係のある本」に手が伸びがちです。それは悪いことではないですが、どうしても知識が偏ってしまいます。
大学図書館には、多種多様な本があります。興味があまりない本でも無料で読むことができるというのはある種大学生の特権です。ぜひ時間があるうちに、いろいろな本に触れていくことをおすすめします。自分の専門以外の本をつまみ読みして、「こんな世界もあるのか。でもやっぱり面白くないな」と思うのも一つの経験です。
また、今までは手を出しづらかった哲学書や純文学の名作を読み耽ってみるのも良いでしょう。深く本を読んで自分と向き合う体験をすることは、きっと将来の糧になりますよ。それに、社会人になって「こころ」も「人間失格」も読んだことないというのはちょっと恥ずかしかったりもします。
③1人で旅に出る
大学時代の旅は社会人になっても鮮明に記憶に残ります。ぜひ時間を贅沢に使えるうちに旅に出かけてみてください。日本でできない経験は、若い感受性に突き刺さってくるはずです。その感覚は自分にとって良い経験になります。
特に、1人で旅に出る経験をしてみることをおすすめします。友達と一緒の旅ももちろん楽しいですが、1人で旅をすると自分のことを考える時間が増えます。移動の時間やご飯を食べる時など、普段はなかなか持つことの出来ない自分を見つめ直す時間になります。
また、1人で旅をすることで、現地の人と交流する機会が増えます。道を尋ねたり、駅員さんに質問したり。現地の人に助けてもらいながら自分の力で乗り切った経験は、将来役に立つはずです。
④アルバイトでお金を稼ぐ経験をする
大学生にとってのアルバイトは、種類がたくさんあります。どれを選ぶのも自由ですが、社会に出る前に働いてお金を得るということはどういうことなのかを経験しておいた方が良いでしょう。お客さんからのクレームなど、嫌なことや理不尽なことも絶対に経験します。そういう時こそ、お金を稼ぐ大変さを肌で感じることができるはずです。
また、アルバイト先で様々な価値観を持っている人に出会えるというのも魅力です。社員の人、フリーター、主婦、他大学の学生など、アルバイト先には色々なコミュニティから人が集まっています。アルバイトをすることで、自分の世界を閉じることなく価値観を広げていくチャンスを得られます。
⑤一生付き合える友達をつくる
社会人になると、どうしても仕事上の付き合いが増えていき、利害関係がない本当の友達というのは作りづらくなります。仕事をしていて辛いことがあった時に、大学時代の友達を頼ることは多いものですよ。
しかし、友達は無理やりつくろうと思ってできるものでもありません。アルバイトをしたり趣味を始めたりして、人と出会う機会を積極的につくる姿勢が大切です。サークルや部活などにも積極的に参加して、一生付き合える友達をつくることをおすすめします。
⑥インターンシップに参加する
大学生のうちは、自分がどんな仕事がしたいかまだわからない人も多いでしょう。そんな状態で就職活動をするのは大変ですよね。
大学生になったら、なるべく早い時期から、インターンを経験することをおすすめします。インターンとして実際に仕事を経験することで、「自分の得意なこと」や「自分がどんな仕事に向いているのか」が明確になってきます。
インターンシップに参加すると、違う大学に通っている大学生に出会うこともできます。同じ業界に興味を持っている人や、価値観の似通っている人と出会える可能性が高いので、気の合う友人ができるかもしれません。
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まとめ
「モラトリアム期間と言われる大学生時代にやっておきたい6つのこと」をご紹介しました。 社会人になると、「大学時代にこれをやっておけば良かった」「大学生に戻りたいな」と思うものです。就職活動が本格的になる前に、モラトリアム期間でやりたいことを思いっきりやっておきましょう!
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