グループディスカッションでよくあるテーマって何?どんな対策をすべきかも併せて紹介

就活の面接の1次選考などでよくある「グループディスカッション(GD)」。ある程度質問が想像できる面接と異なり、どのようなテーマがあるのか、一緒のグループのメンバーはどんなタイプの人なのかが事前に予想できないため、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?

何を基準に選考しているのかもわからないため、準備や対策の仕方が分からない方も多いかもしれません。そこで今回はグループディスカッションでよくあるテーマや対策の方法について伝授いたします。

グループディスカッションでよくあるテーマって何?どんな対策をすべきかも併せて紹介
目次

グループディスカッションは何のためにやるの?

協調性やコミュニケーション能力が見られている

そもそも、なぜ面接の1次などではよくグループディスカッションを行うのでしょうか。一度に多くの学生を見ることができる……というのはなんとなくイメージできますが、何をみているのかはわからないことも多いと思います。

もちろん、企業によりグループディスカッションの選考基準は異なりますが、多くの場合「協調性」「リーダーシップ」「役割分担の仕方」「集団での振る舞い方」などを見ていることが多いと言われています。

集団の中で自分の役割を果たすことがポイント

リーダーをやった人しか採用にならないというわけではもちろんなく、与えられたグループの中で自分はどのようなポジションに就くとスムーズに場がまわるのかを見極める必要があります。

どんな役割を担当したかではなく、役割にふさわしい働きができているかどうかがポイントとなります。

グループディスカッションの形式

グループディスカッションの形式について説明します。

賛成派と反対派で議論する形式

まずは、「仕事で大切なのは効率?それとも質?」「愛とお金のどちらが大事?」といった、2つの派閥に分かれて戦う系です。賛成派と反対派で議論する場合もあります。

この場合、どちらか正解の方のチームにいればいいというものではなく、最終的にグループとして全員が納得するように賛成派と反対派で意見を出し合い、1つの答えを導き出せるかどうかがポイントとなります。

議論の最中に自分とは異なる意見を持つ人を批判・否定するのではなく、「相手はなぜそう思うのか?」をきちんとヒアリングできているかどうかが重要です。

1つの答えを出す形式

「理想の社会人はどんな人ですか」「残業をなくすために必要なことは?」などのように、1つの答えを出す形式もあります。

こちらも最終的にグループで導き出した答えが正しいかどうかではなく、その過程でどのようにその1つの答えにたどり着いたかが評価ポイントとなります。

できだけ全員の意見を吸い上げることができているかどうかは、リーダー役の人だけでなく、他の人も協力し合わなければ実現できません。

グループディスカッションのよくあるテーマ

グループディスカッションお題・テーマとして、よく出題されるものを見ていきましょう。

働き方・仕事についてのテーマ

就活のグループディスカッションでは、働くことや働き方、仕事に関するテーマは頻出です。

・働くことの意味は?
・理想の社会人はどんな人?
・仕事で大切なのは効率?それとも質?
・社員のやる気を高める方法は?

コンサル系のテーマ

課題解決型のテーマも多いです。新たな事業計画や経営戦略などを考えるテーマもあります。

・コンビニの売上を2倍にするためにはどうすればいいか?
・潰れそうなラーメン屋に客を集めるには?
・渋滞をなくすためのアイデアは?
・投票率をアップさせるには?

発想力を問うテーマ

価値観を問うようなテーマもよく出題されます。正解がない問題なので、どれだけ面白い発想ができるかがポイントになります。

・幸せの定義とは?
・無人島に持っていくとしたら何?
・人は外見と中身のどちらが大切か?
・女性と男性はどちらが得か?

時事問題に関するテーマ

時事問題やよく議論されている社会問題がテーマとなることもあるので、ニュースや新聞はチェックしておきましょう。

・AIの導入で社会はどう変化するか?
・プログラミング教育の効果を高めるためには?
・子供にスマホを持たせるべきか?
・高齢者の雇用機会を増やすアイデア

グループディスカッションで意識すべきこと

グループディスカッションが選考にあることが分かった場合には、以下のことを意識してみましょう。

自分の意見だけでなく周囲の意見も聞く

自分の意見をガンガン押し通すことが良いわけではありません。あくまで「グループで1つの回答を導き出す」ための過程を見ている選考です。

自分の意見をほどよく伝えつつ、できるだけ全員の意見を議論にあげた上でどのような答えを導き出すべきかを考えるように意識しましょう。

はっきりと大きな声で話す

グループディスカッションの選考は1つの部屋で複数のグループが同時に話し合いをしている中で、人事担当者がその様子を見てまわるのが一般的です。

自分の意見を言っていたとしても、声が小さすぎてはその内容が人事に聞こえません。適切な声量ではっきりと大きな声で話すことを心がけましょう。

態度や周囲からの印象にも注意する

よく就活生がグループディスカッションで失敗してしまいがちなのは、自分がアピールすること・意見を言うことに必死過ぎて態度が悪くなりすぎてしまうことです。あくまで選考の一環であることを忘れてはいけません。

人の話をさえぎってまで自分の意見を言うことや、必死すぎて表情が硬くなっている場合などは要注意です。互いに意見が出しやすい雰囲気でのディスカッションを心がけましょう。

グループディスカッションの対策

グループディスカッションの練習を1人で行なうのは、なかなか難しいです。何かしらの対策や練習をしておきたい方は、次の方法を試してみましょう。

自分に向いている役割を見極める

グループディスカッションで、大切なのは「目立つこと」「言い負かすこと」ではなく、「自分の役割を全うできたかどうか」です。

担当者にアピールするために、自分がグループディスカッションで貢献できるのはどんな役割なのかを見極めておきましょう。

人の意見をわかりやすくまとめるのが得意なら書記役、全体を俯瞰で見ることができる人なら司会役が向いています。自己分析や性格分析をしてみるのもいいですね。

ニュースを見て自分の意見を考えてみる

ニュースを見たり新聞を読んで、自分なりの意見を考えることを習慣づけておくと、グループディスカッションの対策になります。

自分の意見をわかりやすくまとめる訓練をしたり、自分と違う意見を理解したり、違う意見のいい面を探す練習をしてみるのもいいでしょう。

インターンシップに参加する

グループディスカッションの実践的な練習がしたい人は、インターンシップに参加するのがおすすめです。

インターンの選考では、グループディスカッションがあることが多いです。インターンのプログラム内容にグループディスカッションやグループワークがあるケースも多いので、そうしたインターンを探して応募してみるのもいいですね。

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最後に

グループディスカッションは対策や事前準備がしにくいので、苦手意識をもっている方は多いです。今回ご紹介したような内容を意識して、「良い雰囲気で楽しく意見を交換し合う」ことを心がければ怖くありませんよ!


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